会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

耕起作業が始まっています。

GW中は毎日、田んぼへ通い、どこへも出かけられない多忙な時期。4月下旬に堆肥散布を無事に終えた田んぼ、次は田起こしです。柔らかい圃場も好天で乾き、トラクターも沈み込む事無く作業が出来ます。圃場は1枚ごと土質に違いがあるため、ロータリー(土を起こし反転する)の回転数とトラクターの進行速度を微調整しなければなりません。そうしないと起こす深さが変わり、土塊の大きさがバラバラになってしまうので稲の生育に差が出ます。残念ながらそれをわからないで同じ設定で田起こしをする生産者がほとんどです。同じ肥料を同じ量入れたのに、生育も収量も品質もバラバラに、となってしまうのです。それだけ、田起こしには技術が必要なんですね。田起こしで酸素を供給し、微生物が目覚めて一斉に活動を始、そして事前に散布した堆肥の有機物を分解してくれます。

田んぼではもう大切な生産活動が盛んに始まっているのです。

一方、ハウスでは苗が順調に育っています。今年は珍しく芽出しがきれいに揃い、我が家の父と母は大喜び。寒い日も暑い日も、温度に気を配ってもう少しハウスで管理していきます。

来週はとうとう堰上げ、水が来ます。田植に向けてもうひと頑張りです。