会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

今年の田植に向けて準備が進んでいます。

4月から作業が始まり、いよいよ用水が引かれました。

4月下旬に堆肥散布。畜産部門からつくられた完熟たい肥が圃場へ還元されました。

5月上旬に耕起作業。冬期間に雪でしめられた土壌を起こして酸素を供給します。そしてとうとう、今年も山々からのミネラル豊富な雪解け水が圃場へ引かれました。

 

集落では一斉に代掻き作業が始まっています。これで準備は整い、来週からは田植え作業が始まります。

今年は例年よりも作業が少し遅れ気味です。会津では雨の日が多く、耕起作業がなかなか出来ませんでした。雨で濡れた状態で圃場を起こすと、土壌が土壁の様にこねられてしまい、酸素が供給されません。酸素が不足すると移植後の根の活着が悪く、微生物の活動も抑制されてしまいます。作業は機械で行いますが、全ての工程に生き物の力が必要で、それを奪ってはなりません。今年も自然に感謝し、作業に専念して参ります。