十日町からお便りが届きました。

令和4年9月

【十日町産魚沼コシヒカリ】

 

【コシヒカリの収穫がまもなく始まります】

9月に入り、もち米や酒米など早生品種の収穫時期を迎えておりますが、生育の遅れや連日の雨の影響で思うように収穫作業が進んでおりません。JA十日町では、9/13時点でもち米と酒米、つきあかりを6,500袋程度の検査を行ったところ、1等級比率は69%ほどでした。つきあかりの格落ち要因は、除青未熟となっております。新潟県内の他の産地では、こしいぶきが高温障害の影響を受け、背白や未熟粒が多く発生し、品質・収量の減につながっているようです。

コシヒカリについては、新潟県内の他の産地より出穂が遅れた影響で生育が2~3日遅れており、刈取時期も例年より若干遅れる見込みです。今年のコシヒカリは草丈がやや長いため、先日の台風の影響で一部倒伏している圃場があります。刈取りについては、9/15前後から川西地区の収穫作業が始まる予定となっております。

【9月13日時点の圃場】

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令和4年8月

【十日町産魚沼コシヒカリ】

十日町管内の圃場では出穂を迎えて

JA十日町管内の生育状況についてお伝えします。コシヒカリの生育は、草丈は「並」、茎数は「多い」、葉数の進みは「並」、葉色は「淡い」となっています。穂肥施用後も葉色が淡いままの圃場があり、栄養凋落が懸念されます。8月末までの天候の見通しは、気温は「高い」、降水量と日照時間は「平年並」となっています。高温になると稲は多くの栄養を必要とするため、葉色の淡い圃場では3回目の穂肥を施用するよう指導しました。

昨年はカメムシによる被害が多かったため、生産者に適期防除を行ってもらえるよう指導して参ります。

上の写真はドローンでカメムシ防除の農薬を散布している様子です。広大な面積で稲作を行っている生産者は、農薬の散布だけでも多大な労力を要します。ドローンを導入して農作業の効率化を図る生産者が少数ですが増えてきました。

十日町からお便りが届きました。

令和4年

【十日町産魚沼コシヒカリ】

田植え後の稲の生長は順調に進んでおります。しかしながら、6月の十日町は梅雨入り後もほとんど雨が降らず高温の晴日が続き、梅雨明けを迎えてしまったため、棚田など山地の田んぼでは水不足が懸念されています。山地では水の確保が難しく、雨が降らなかったり、自然水を貯蔵する溜め池がないと水不足の年は稲が枯れてしまうことも珍しくありません。農産物は気候に左右されることが大きく、このような年は雨が降ることを願うばかりです。

星峠の棚田

星峠の棚田は大小様々な棚田約200枚がまるで魚のウロコの目のように斜面に広がっています。十日町を代表する棚田として「にほんの里100選」や「日本の絶景&秘境100選」などで紹介されています。

また、この棚田は2009年NHK大河ドラマ「天地人」のオープニングテーマにも登場しました。

十日町からお便りが届きました。

令和4年6月

【十日町産魚沼コシヒカリ】

今年の田植えも概ね完了しました

十日町ではGW明けから田植え作業が始まりました。5月に入ってからも寒暖差が激しく、朝晩は気温の低い日が続きました。朝晩の気温が低いことで田植え後、苗の生育が順調に進まず、苗丈が伸びなかったり、分げつが進まなかったりと生育に影響が出ていました。5月下旬になると30℃を超える日もあり、気温が高くなってきているため、生育も順調に進んでくると考えられます。

今後も産地情報にて苗の生育状況をお伝えしていきます。

 きものまつり

GWの5月3日(火)には3年ぶりにきものまつりが開催されました。酒類を含む飲食の提供やイベントへ参加するには、検温・消毒スポットでリストバンドの着用が必要で感染対策もしっかりと行われていました。

同日には十日町市の成人式も開催され、華やかな振り袖姿の新成人が街を彩りました。

※写真はコロナ前に開催されたときのものです。

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令和4年5月

【十日町産魚沼コシヒカリ】

4月のメインは育苗作業です。

 

播種作業

4月中旬ごろから苗箱に播種(種まき)を行います。JA十日町では1日6,000枚の苗箱に播種を行っています。

 

②出芽

播種した苗箱を30℃を一定に保った密室で芽が出るまで管理します。

 

③苗箱を苗代へ並べ、徹底した温度管理で健苗になるよう育てていきます。凹凸のない平らなところに並べるとムラなく苗を育てることができます。

 

④4月末の苗の様子

4月中旬に播種をした苗は、適切な温度管理のもと4月末頃になると苗丈が伸び、葉の幅が広く、緑色の刀のようにピンと立っています。