令和3年6月
【十日町産魚沼コシヒカリ】
ゴールデンウィーク明けから始まった田植え作業は、5月中旬から続く雨に悩まされましたが、ほとんどの圃場で田植え作業は完了しました。田植え後は水管理が苗の成長を左右します。田植え直後は苗の根が田んぼに活着するまで深水管理(水深3~4cm)を行い、活着後は分げつ(稲の茎数を増やすこと)を促進させるため速やかに浅水管理(水深2~3cm)に移行します。水の確保が困難な地域では、雨や雪解け水が貴重な資源となります。
JA十日町では、高品質・良食味米を目指し栽培指導に力を入れていきます‼
除草剤には様々な種類があり、それぞれ成分数(1つの農薬に何種類の成分が入っているか)や撒ける時期、どんな雑草に効果があるかが異なります。米作りでは使用可能な成分数が決まっており、生産者は農薬の成分数を計算しながらどの農薬を使用するか決めます。そのため複数の除草剤を組み合わせて使用することで、多くの雑草を処理することが出来ます。雑草を処理することで稲にしっかりと水や養分を吸収させることが出来、米の登熟向上につながります。