十日町からお便りが届きました。

令和6年1月

【JA十日町産地情報】

あけましておめでとうございます 

今年もよろしくお願いいたします

十日町では12月22日と1月8日に50cmを超える降雪がありましたが、積雪量はかなり少ない年となっております。

また1月1日に発生した能登半島地震で十日町市も震度5弱の揺れを観測しました。幸いなことにJA十日町管内の施設の損傷、米倉庫における荷崩れの被害はありませんでした。しかしながら、松之山のきのこ工場にて60万本ほどの培養瓶が荷崩し、現在復旧作業を行っています。

積雪情報

令和5年1月12日       令和6年1月12日

十日町・・・・72cm     十日町・・・26cm

川 西・・・137cm     川 西・・・43cm

松之山・・・187cm     松之山・・・69cm

昨年に続き、雪が少ない年となっています。雪が少ないと春先の農作業での水不足が心配されます。

 

 

十日町からお便りが届きました。

令和5年12月

【JA十日町産地情報】

雪深い冬までもう少し!

☆初雪情報☆

11月24日に初雪が観測されましたが、その後の降雪はありません。年々雪の降る時期が遅くなっているように感じます。

 

11月下旬ごろから気温が一気に下がり冬に向かっているなと感じられる季節になりました。十日町で暮らす人々は秋作業が終わると家の窓や庭木に雪囲いをしたり、車のタイヤをスタッドレスタイヤに履き替えたりと冬に向けて準備をします。

JA十日町でも米倉庫や各事務所の雪囲いの準備はばっちりです。豪雪地帯の十日町では雪の重さで木が折れたり、家の一部が壊れたり、道路が凍ってしまうためこのような準備は欠かせません。しかしながら、その反面、多くの雪が降ることで雪室倉庫で食糧を保存が可能になったり、次の年の稲作づくりに欠かせない雪解け水が確保できるなど多くの恩恵も受けています。

今年は、12/14現在でまだ雪は積もっていませんが、雪と寒さに負けず、今年も乗り越えていきます。

 

十日町からお便りが届きました。

令和5年11月

【JA十日町産地情報】

北陸農政局が公表した新潟県内中越地区の作況指数は96(10/25時点)でやや不良となりましたが、5年産米は規格外の数量が多いことにより作況指数以上に収量減となっております。

5年産米につきましては、JA十日町が当初計画していた集荷量に対して大幅な減となっており、集荷実績は1等~規格外を含めて契約対比で約88%と非常に厳しい状況となっております。収量減の要因としまして、5月下旬から6月中旬の日照不足、7月下旬から9月上旬の記録的高温少雨が影響していると考えられます。品質については構音障害の影響をもろに受け、主な格落ち要因は背白・腹白・未熟がほとんどを占めています。

今年は2等・3等米の比率が多くなっておりますが、等級の差は食味に影響しません。食味の決め手の1つがタンパク質であり、タンパク質含有率は6%前後で4年産米と同程度でありました。

秋うち・・・稲刈りが終わってから田んぼを耕す作業

稲刈りが終わってからトラクターで田んぼを耕し、田んぼの中に稲わらをすき込んでいきます。春ではなく秋のうちに稲わらをすき込むことで土が柔らかくなる、土壌中の窒素量が増えるなど堆肥とほぼ同じ効果が得られ、ワキ(硫化水素、メタンガス)の発生を抑え根腐れなどの生育障害を軽減できます。

生産者の方々は、稲刈り後も来年おいしいお米が収穫できるように努力しています。

 

十日町からお便りが届きました。

令和5年9月

【JA十日町産地情報】

コシヒカリの収穫がまもなく始まります‼

今年の8月は例年に比べ高温となっており、夜温もなかなか下がらず、米にはあまり良くない天気となってしまいました。

今年は高温の影響で刈取り時期が早まっており、こがねもちや酒米などの早生品種は8月最終週から刈取りが始まりました。コシヒカリは毎年9月中旬頃から収穫が始まりますが、今年の刈取り適期は1週間ほど早まっている状況です。刈取り作業については、天気に左右されてしまうので天候が良くなるのを祈るばかりです。

R5年産米は高温と渇水の影響を受け、品質は不安定になることが想定されます。検査後の品質が分かり次第、随時情報をお伝えして参ります。

8月30日の圃場

十日町からお便りが届きました。

令和5年8月

【JA十日町産地情報】

穂肥作業完了!出穂期に入りました

全国的に例年と比べ高温となっている今年の夏ですが、十日町でも35℃を超える日もあり雨が降らない日が続いています。十日町市は昼夜の寒暖差が激しくお米の栽培に適した自然環境となっていますが、今年は夜間も気温が高く、稲が夜も活動を続けるため、肥料の消費が激しく、多くの穂肥を必要としました。

7月時点で8月中は気温の高い日が続く予報となっていたため、全量基肥(一発)体系や分施体系の2回目穂肥施用後で葉色が淡い状態が続く場合は、栄養凋落による品質低下を避けるため、追加穂肥を実施するよう指導しました。

十日町では8月に異常高温が2回発生しました。その都度、生産者には速やかにかん水し、高温障害から守るよう指導を行いましたが、8月に入ってからは晴れの日が続いており、水が不足している地域が多いのが現状です。山間地の天水田の圃場は干上がっている圃場が多く存在します。

ここ数年は異常気象が続いていますが、特に今年は気温が高い年となっています。JA十日町では高温対策としてケイ酸の施肥を推奨しています。ケイ酸を多く撒くことで根の張りが良くなり、稲の体温を下げる効果があります。