JA魚沼からお便りが届きました。

令和6年12月

【JA魚沼産地情報】 

雪深い冬までもう少し!

☆初雪情報☆

12月7日に初雪が観測されました。その後も断続的に降雪があり、いまではうっすらと雪が積もっています。

11月下旬ごろから気温が一気に下がり冬に向かっているなと感じられる季節になりました。十日町で暮らす人々は秋作業が終わると家の窓や庭木に雪囲いをしたり、車のタイヤをスタッドレスタイヤに履き替えたりと冬に向けて準備をします。JA魚沼十日町地域でも米倉庫や各事務所の雪囲いの準備はばっちりです。豪雪地帯の十日町では雪の重さで木が折れたり、家の一部が壊れたり、道路が凍ってしまうためこのような準備は欠かせません。しかしながら、その反面、多くの雪が降ることで雪室倉庫での食糧保存が可能になったり、次の年の稲作づくりに欠かせない雪解け水が確保できるなど多くの恩恵も受けています。

12/16現在で雪がうっすらと積もっており、大雪が予想されます。雪と寒さに負けず、今年も乗り越えていきます。

 

 

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令和6年11月

【JA魚沼産地情報】 

 農林水産省が公表した6年産米新潟県内中越地区の作況指数は99(9/25時点)と2年連続で「やや不良」という結果となりました。

6年産米におけるJA魚沼の状況としては8月中旬からの早期倒伏と高温の影響により早期刈取りを生産者へ呼びかけましたが、9月中旬の刈取り最盛期に2週間ほどの断続的な降雨により刈遅れとなりました。品質については、倒伏・刈遅れの影響により未熟粒・胴割粒が主な格落ち要因となり、コシヒカリの1等比率は約60%となりました。収量については同じく倒伏と刈遅れの影響により反収1~2俵の減少となりました。

JAグループへの集荷結集にむけて7年産米の集荷・販売方針は大きな課題となります。次年度に向けて対策を協議して参ります。

秋うち・・・稲刈りが終わってから田んぼを耕す作業

稲刈りが終わってからトラクターで田んぼを耕し、田んぼの中に稲わらをすき込んでいきます。春ではなく秋のうちに稲わらをすき込むことで土が柔らかくなる、土壌中の窒素量が増えるなど堆肥とほぼ同じ効果が得られ、ワキ(硫化水素、メタンガス)の発生を抑え根腐れなどの生育障害を軽減できます。

生産者の方々は、稲刈り後も来年おいしいお米が収穫できるように努力しています。

 

 

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令和6年10月

【JA魚沼産地情報】

9月6日から始まった6年産米の集荷・検査は倒伏と雨の影響により刈取り作業が大幅に遅れています。コシヒカリの集荷率は生産者との出荷契約対比で約55%(10月7日現在)となっております。1等比率は約65%(10月7日現在)となっており、当初想定されていた品質とは大きくかけ離れたものとなっています。

6年産米は倒伏と刈遅れの影響で品質の低下に加えて、収量も大幅に減収が見込まれます。十日町管内の格落ち要因は除青未熟粒がほとんどです。減収と品質低下の原因として、倒伏による未熟粒の大量発生と刈遅れが考えられます。

十日町管内は概ね11月末まで米の集荷を行います。JAグループへ少しでも集荷量を増やすため、ギリギリまで米集荷に励んで参ります。

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令和6年9月

【JA魚沼産地情報】

コシヒカリの収穫が始まっています

今年の8月は昨年のような高温・水不足の影響はありませんでしたが、草丈が長く、8月下旬に強い雨が降った影響で多くの圃場が倒伏しました。昨年と同じく刈取り時期が例年より1週間ほど早まり、もち米や酒米などの早生品種は8月最終週から刈取りが始まりました。コシヒカリは9月10日前後から刈取りが始まっています。

しかしながら、9月15日(日)から1週間ほど雨が降り続き、なかなか収穫作業が進んでいない状況です。9月23日時点の集荷実績はコシヒカリ約48,000袋集荷19.0%(契約対比)、1等比率80.7%となっております。集荷の状況が進展しましたら随時情報をお伝えして参ります。

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令和6年8月

【JA魚沼産地情報】

穂肥が撒き終わり出穂期に入りました!

穂肥が撒き終わり、出穂期に入りました。今年の十日町の夏は、気温は高く30℃前後を記録していますが、夜間は20℃前半まで気温が下がるため昨年のような高温にはならないと予想しています。新潟県は昨年の高温被害の影響を受け、R6年産米では窒素成分を1kg多く撒けるよう慣行基準を改定し、3回目の穂肥を撒けるようにしました。しかし、6月の気温が高い影響で基肥の成分溶出が早まり、7月時点で草丈が長く、葉色が濃い状況でした。そのため、1回目の穂肥の時期は遅め、量は控えめで施肥を行い、本来3回目穂肥を撒く時期に2回目穂肥を撒いた方が多い印象です。

平場(標高100~200m)コシヒカリの出穂期は8/1~9、山間地(400~500m)は8/3~11が出穂期となりました。新潟地域気象台によると8月の予報は気温「高い」、降水量「平年並みか多い」、日照時間「平年並み」となっております。今年は梅雨時期にしっかりと雨が降り、梅雨明け後も雨が降る日あるため、今のところ水不足の心配はなさそうです。今後も台風等で強風が吹かなければ倒伏の心配もなさそうです。