会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

2月に入り会津は大雪となっています。

2月5日から8日まで降り続けた雪は1メートルを超え、観測開始以来の記録となりました。新聞も届かず、7日の朝に玄関を開けると、屋根から落ちた雪も加わり、背丈以上の雪の壁でした。

除雪も追いつかず、雪捨て場もなくなりました。庭の車も、5日後にようやく1台を雪の下から救出し、買い物に出る事が出来ました。

すると道路のあちらこちらで車が立ち往生しています。スタックです。視線を横にすると、道路から逸脱して田んぼに横倒しになったトラックが何台もありました。

今週に入り降雪は一段落しましたが、道路状況も悪く、町の主幹線の国道と高速道路、JR線も通行止めが続いており、町内の小中学校、県立高校も先週から休校が継続中です。

お米の運送トラックも各社運行をストップしており、本日の時点で再開の目途が立っておりませんので、何卒ご理解をお願いします。。。

早く春になって欲しいと、心から願う会津です。

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

新年を迎え、初めてのお便りになります。

1月19日 地区恒例の「歳の神」が行われました。日中に役員さんと子供会の皆さん方が集めてくれたワラや豆殻を積んで、山を作りました。今年も我が家の田んぼを使わせて頂きました。

この日は日中でも気温はマイナス2℃。雪は止みましたが、寒い中での作業で大変だったと思います。暗くなって6時30分に点火をすると、集落の皆さんが集まってきました。神棚に祀られていたお札や正月飾りを焚いて、その火でスルメやお餅を焼きます。

今年も五穀豊穣と家内安全をお祈りし、お家に帰って焼いたスルメやお餅を家族で頂きました。

今年の会津は例年よりも冬の訪れが早くやってきました。気温も低いです。雪は少なかったのですが、今回はまとめて2日で70センチも積もりました(車が自宅から出られませんでした)。こうなると、雪掻きが大変です。集落でも高齢化で離農が増え、トラクターを運転する人が減ったので、近所の方から除雪を頼まれることが増えて来ています。

長期予報は2月は平年並み、3月は暖かくなる様なので、あと1ヶ月は辛抱です。

 

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

9月に入り、稲刈り前の田んぼの風景をお知らせします。

5月29日に田植えをした「ひとめぼれ」の圃場です。

8月3日に出穂し登熟が進んでおり、あと10日もすれば稲刈りが始められるでしょう。

会津では台風10号の影響は最小で済みましたが、お盆の時期に毎日のように降った激しい雷雨により「コシヒカリ」の圃場では一部倒伏もみられます。今年は長梅雨で日照不足となり、中干しが徹底できずに草丈が伸びたのが影響しています。お陰で水不足の心配はなかったのですが、暑い日は誰もが田んぼに水を引きたいので、不足気味になり、水入れに一日中田んぼに通って、一方で中干しをしたい時期は連日の余計な雨で田面を乾かせない。毎年同じ作業をするのですが、同じ時期の稲の姿は天候次第で毎年違うので、それをひたすら追いかけて対応るしかありません。

新米が獲れて出荷が出来るまで、今年もラストスパートになりました。残暑の中、最後の草刈りで汗を流しますので、もう少しお待ちください。

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

いよいよ、田植えが始まりました。

5月8日に用水路に水が来て、川上にある圃場より順次、水が入れられました。田起こしした圃場に水が入りきるのには結構な時間がかかり、土壌が湿ったら一度目の代掻き(荒代)をしないと、水が地下に浸透してしまい一向に溜まらず、貴重な水資源を無駄にしてしまいます。また、そうなると川下の圃場の方に水が回らず迷惑になってしまうので、代掻きは待ったなしの作業となります(水が来る=出かける予定は一切入れられません)。

その後に2回目の代掻き(均し)をして、4~5日して土が落ち着いたら田植え作業になります。

今年から長男が就農したので、田植機デビュー。

なんですが、田植機の操作が難しいらしく、本人はなかなか納得していません。

「①代(しろ)は掻き過ぎず、②田植えは小苗で浅植えとすべし」。

①は掻き過ぎると土壌が細かくなりすぎて、酸素が無くなり活着が遅くなります。②は1株の植え付け本数を少なくして環境を保ち、分げつ能力を最大限に引き出します。

耕起から田植えまで、大切な稲の一生を考えたそれぞれの作業には、先人がつくりあげた経験と技術から成り立っているのです。

しばらくは、青空の下での作業が続きます。今年もおいしいお米が出来ますように。

 

会津の佐藤真也さんからお便りが届きました。

4月24日に播種作業が行われ、育苗ハウスへ並べられた苗は、一斉に芽を出しました。昼間は30℃に達する気温となり、高温と多湿でカビが発生しないように、ハウス内温度管理には大変気をつかいました。無事に元気な芽を伸ばしてくれまた安堵しています。

 

同時に田圃では、耕起作業が始まりました。

昨年秋の収穫後の株を反転し、土壌中に酸素を供給します。土が湿っていると、土と土の間に酸素が入らないので田植え後の活着が悪くなり、期生育が遅れてしまいますので、天気が続いている時の大仕事になります。硬い圃場、柔らかい圃場、1枚ごとに違う土の状態を見極めて、一定の条件になるうにトラクターの速度と耕運機の回転数を調整するのが結構難しいところです。

さて、5月の連休中は、朝から晩までトラクターの操作に明け暮れることになります。用水に水が引かれる前に、耕起作業を終わらせるべく頑張って参ります。